Yoshihiko Tsumekawa

2021年2月27日3 分

膝の痛みと内側広筋

自己紹介

こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川です

私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで代表をしており、一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております

このブログを通して私の考えや役に立つ豆知識などを発信しておりますので、是非ご一読ください

膝の痛みと内側広筋

今回は膝の痛みと内側広筋というテーマで記事を書いていこうと思います

このテーマにした理由は最近膝の痛みを訴える方を多くみるからという全く個人的な理由です

まず最初に内側広筋(ないそくこうきん)とは何か?

これは筋肉の名前の1つです、前ももの筋肉です

前ももには主に4つの筋肉がありますが内側広筋はその4つのうちの1つで、内側と名前が付くだけあって、膝の内側に位置しています(写真参照)

(この写真の濃い赤色になっている部分が内側広筋です)

この筋肉は膝の安定性に非常に強く関わっています

特に歩く際にこの筋肉がしっかりと働いていないと、膝の安定性が損なわれてしまします

ですがこの筋肉の特徴として膝の怪我や痛み・腫れなどが起きると、内側広筋はすぐに弱くなってしまいます(弱くなるというのは正確な表現ではないですが、わかりやすさを優先しています)

膝を痛める→内側広筋が弱くなる→膝の安定性が低下する→歩く度に膝に負担がかかりやすくなる→膝を痛める

この様なサイクルが出来てしまう場合があります

また、低下した膝の安定性を補おうと他の身体の部分で庇おうとする(代償動作といいます)場合もよくあります

代償動作として多いのが前ももの外側を強く使って膝の安定性を作り出す事などがあります。その場合は、自覚出来るほどに前ももの外側に硬さを感じます

その他にも、膝のお皿(膝蓋骨)周りを硬くする事によって”膝の安定性”を作り出す場合もあります。これが長く続くと、お皿の裏の軟骨などがすり減る可能性も出てきます

ですので、膝周りに痛みがある場合は内側広筋が正常に機能しているのかをチェックする必要があります

では、正常に機能しているとはどうゆうことか?

チェック項目はいくつかあります

1 左右で内側広筋の大きさに違いはないか

手で内側広筋の場所をさすってみて、左右に大きさの違いがないかを確認します

些細な違いでは大きな影響は出にくいですが、「そう言われて触ってみたら、大きさが違う!」と認識できる程度であれば改善する必要があります

2 前ももに力を入れた時に内側広筋が硬くなるか

前ももに「グッ」と力を入れてみてください

この時に左右の内側広筋を触ったり叩いたりして、その”硬さ”を左右で比較してみてください

もし左右でその硬さに違いがあるのであれば、内側広筋に力が入りきっていない可能性があります

3 内側広筋に力を入れる感覚があるか

先ほどの様に前ももに力を入れてください

その際に内側広筋の部分に力を入れる感覚を左右で比較してみてください

「力を入れる感覚」がわからない方は、肘を思いっきり曲げると出来る腕の力こぶを想像してみてください

力こぶの部分は硬くなっていて、力が入っている「感覚」があると思います

これと同じ様な「力が入っている感覚」を内側広筋でもあるかどうかをチェックします

これで力を入れる感覚に左右差があれば、内側広筋の機能が落ちている場合があります

この3つをチェックしていただき、どれか1つでもうまくいかない項目があれば内側広筋がうまく使えていない場合があります

その様な場合はどうすればいいのか?

それは次回の投稿でご紹介したいと思います

本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました

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