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「トレーニングってなんでするの?」 身体の使い方の考えから パート3


自己紹介


こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川慶彦です


私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております


このブログを通して私の考えや役に立つ豆知識などを発信しておりますので、是非ご一読ください


前回のまとめ


定期的なトレーニングによって得られる効果の1つに「身体の使い方がうまくなる」事があると考えています


この「身体の使い方がうまくなる」は3つの点から成り立っており、前回ではその2つ目である「1つの動作をより効率的に行える様になる」に関してまとめました

同じ動作(スクワットでもスポーツの動作でも)を行う際、最初はぎこちなかったのが慣れてくるとスムーズに行えるようになります。この理由の1つに、その動作を行うのに必要な調整を脳が覚えてきたことにあります


そしてその動作に慣れてくると、似た様な他の動作も効率よく行えるようになっていきます


このようにして色々な動作を効率よく行える様になり、次第に身体の使い方もうまくなっていきます


今回はこのシリーズの最終回、「身体の使い方がうまくなる」の3つ目の点である「身体の感覚が鋭くなる」についてまとめたいと思います


「トレーニングってなんでするの?」 身体の使い方の考えから パート3


「身体の感覚が鋭くなる」


これはどうゆうことでしょうか?


唐突ですが、味覚を例としてこの「感覚が鋭くなる」というのをまとめたいと思います


私はコーヒーが好きでよく飲みます


今は色んな種類のコーヒーを飲んでその違いを楽しんでいますが、最初はこの違いというのはまったくわかりませんでした


わかるといえば苦い、砂糖を入れたら甘い、とかその程度


ただ、コーヒーが好きでもっと知りたいと思ってコーヒーの勉強会に行ってみると、コーヒーには酸味も苦味もあり、コクという言葉の意味や香りの違いなどを教えてもらいました


酸味もオレンジの様な酸味からグレープフルーツの様な物、苦味もいかにも「コーヒー!」という感じのものからダークチョコレートのようなものまで、意識して飲み続けていくと様々な違いがあるのがわかりました


このコーヒーの味の微妙な違いがわかる様になったのは、コーヒーを何回も飲んで、毎回飲むときにどんな味かを意識しながら飲む様になって「コーヒーに対する味覚が鋭くなったから」です


実はこれと同じ事がトレーニングでも起きます


トレーニングの場合は、身体を動かす感覚:身体の一部分だけを動かしたり、一部分だけ強く力を入れたり、微妙な動きの差を感じられる様になります


例えば片足で立ったとき、足の裏で一番圧を感じる部分(重心を感じる部分)はどこですか?


最初はピンとこないかもしれませんが、意識的に片足立ちを行って慣れていくにつれて、踵重心だったりつま先にかかっていたりなど、自分が今どの様な状態かというのがわかる様になっていきます


そしてそれが慣れてきたらわざと踵に体重をかけてみたり、足の外側や内側に重心を移動したりと、片足立ちという動作の感覚がすぐれていきます


例えば他にも肩甲骨で同じ事が言えます


最初は肩を上げてくださいと言ったときに、手だけで上げる様な動作をしていたのが、肩甲骨の動かし方をトレーニングで覚えていくうちに、肩甲骨が動く感覚がわかる様になってきます


そしてこの動く感覚がわかるようになると、そのまま継続してトレーニングを続けると肩甲骨を意図的に動かす感覚がわかる様になってきます。この段階になれば、肩を上げるときに手だけではなくて、意識的に肩甲骨を動かして肩を上げることが可能になります


これらも全てトレーニングによって身体の感覚が優れてきたことによって可能です


それは意識的に何回もコーヒーの味を確かめながら飲み続けた様に、トレーニングも動きを確かめながら継続することによって動きの感覚が優れてきたことによるものです


この動きの感覚というのは最初は「わかならい!」という場合が多いのですが、意識的にトレーニングをする、私たちの様なプロに教えてもらうことで、次第にわかる様になっていきます


まとめ


今回は「トレーニングって何でするの? 身体の使い方の考えから」シリーズの最後でした


トレーニングを継続する・教えてもらうことで、ご自身の身体への感覚が鋭くなります


身体を部位毎に動かせる様になったり、ちょっとした重心や体重のかけ具合もわかるようになります


少し本編とはずれますが、この身体の感覚を磨くとことでわずかな身体の不調も気付きやすくなるのではないかと思っています


普段なら動かせているはずの部分が動きづらい・微妙な違和感がある、そのわずかな違いに気付く事ができる


実はこれ微妙な身体の変化に気づけてすぐに対応できるかどうかが、怪我を予防できるかに重要ではないと私は考えています


少し話がそれましたが、それでも「トレーニングなんて無理!」という方は、最初は散歩でもいいので身体を動かしていくとちょっとした身体の変化(良い変化も悪い変化も)に気づける様になるので、家の周りの散歩から始めてみるのも良いと思います


本日も最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました


#トレーニング #身体の使い方 #感覚 #機能

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