ショットガンとスナイパー


最近インスタグラムなどで動画投稿をする事も多くなり、それにより自分の考え方も変わってきたのでそれを今回はまとめたいと思います


題名の「ショットガンとスナイパー」ですが、ショットガンは散弾銃の意味で、撃つと小さな弾丸が広い範囲に発射されます。貫通力は低いですが、広範囲をカバー出来ます。逆に、スナイパー(狙撃手の意味ですが)は弾は1発のみなので範囲は狭いですが、威力はショットガンよりも高くなります


この「ショットガンとスナイパー」という表現は、私は痛みのトリートメントやリハビリ、トレーニングの際の、クライアントの悩みの原因とそれに対するアプローチを考える際によく使います


痛みのケアやリハビリはもちろん、トレーニングでもクライアントは何かしらの悩みがあり、その悩みの原因を探すために身体のチェックなどを行います


「原因を特定し、それに対して適切に対応する」これが原則です


もちろん原因は複数ある場合もあるのですが、まずはその原因を1つずつ改善していく。これは「狙い(原因)を定めて射抜く」という意味でスナイパーに近いと勝手に考えています


ですがこの原因を探すというのは難しいもので、身体のチェックをしても毎回毎回ちゃんと分かる訳でもありません(もちろん私の技術不足の面もあるとは思いますが)。「理論上ではこう」というのが目の前のクライアントさんには当てはまるわけでもないです


この様な時はショットガンのアプローチを取る場合もあります


この場合の意味は、クライアントの悩みの原因は特定は出来ていないが、「おそらくこれが有効なのではないか」というのを実際に行ってみる。そしてその後の反応を見てまた原因を探ったり、次の一手を考えるというものです


狙い(原因)は定まってはいないが、一度ショットガンを打ってみる(何かを試してみる)。そしてそれが当たれば何かしらの反応があるはずなので、その反応を手掛かりにまた原因を探ったりする。この様な意味でショットガンを例にしています


原則は「原因を特定し適切に対応する」なのですが、それだけでも行き詰まる場合があるので、この様に状況次第で柔軟に対応出来る方がクライアントのお悩みの解消には役立つと思っています


そして、この記事の最初の文の「自分の考え方も変わってきた」についてですが、これは動画投稿に関する事です


YouTubeもInstagramも、例えば腰痛と検索すると色々な治し方やストレッチなどの動画が出てきます


ただ、腰痛と言っても骨・椎間板・関節・靭帯・筋肉・内臓に起因する痛みなど様々な原因があります。ですので、「これをやれば良くなる!」というのは、少なくとも腰痛に困っている方の身体の状態を直にチェックして原因を特定し、その対処法がわかった時点で言える事なので、動画の様な身体のチェックも出来ない状況で不特定多数の方向けには言える事ではないというのが私の考えです


ですので、私も今までは動画投稿では「この痛みにはこれ!」という様な撮影はせず、フォームローラーの使い方やストレッチの仕方などに限定して投稿していました


ですが、最近感じた事は「注意事項や前提などをお伝えした上で、腰痛持ちの方の多くに見られる硬い筋肉のストレッチ方法などをお伝えすることにより、それで少しでも良くなる方もいるのではないか」「例えストレッチをしたとしても、変わらない人もいれば悪くなってしまう人もいる。ただ、原因を特定していないので全員に当てはまる訳ではない等をあらかじめ伝えていた上で、そのストレッチを紹介すれば、それで恩恵を受ける人もいるのではないか」


この様に思い始めました。この腰痛の場合のストレッチというのは例ですが、他にも「足首のここがこう動かすと痛い場合には、この部分の硬さを確かめて硬ければこうほぐす」という様な事も言えます


これはある意味ショットガンの様なアプローチで、全員に有効でもなければ悪化してしまう方もいるかも知れません。ただ、その中でも偶然そのショットガンのアプローチで症状や悩みの解決に繋がる方がいれば、それは意義のある事ではないかと考え始めました

ですので、これからは「この様な場合はこれが有効な方もいます」という紹介動画を投稿していこうと思います


ですが、原則として「これをすればOK!」や「この症状にはこれ!」という様な表現ではなく、全員に当てはまる訳ではないのであくまで参考程度にという事を動画の最初に加えながら行っていきたいと思います

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