
ゾンビスクワットって何?その効果は?

題名にもありますが、ゾンビスクワットとはご存知でしょうか?
スクワットという名前自体はコロナ禍で自宅トレーニングをする方も増えてきたことにより、以前よりさらに浸透したのではないかと思います
YouTubeで「スクワット」と検索すれば多くの動画が出てきますが、そこにあるのはご自身の体重のみで行う自重でのスクワットがほとんどです
これ以外にもスクワットという名前が付くトレーニングは多くあり、例えば重りを背中に担ぐバックスクワット、重りを肩の前に載せて行うフロントスクワット 、前ももにより体重をかけるシシースクワット等々、、、
ゾンビスクワットもスクワットのやり方の1つです
その名の由来の通り、写真にあるようにゾンビのように手を前に出します
基本的には肩の前にバー(重り)を載せた状態でスクワットを行います(もしバーがなければ自重のスクワットと一緒になります)
当たり前ですが、ゾンビスクワットを行っている最中はこのバーが落ちない様にします(他の重りを使用するスクワットでも一緒か、、、)
ゾンビスクワットを知ったのはここ数ヶ月の間なのですが、
①なぜこれをやってみようと思ったのか
②実際にやってみたらどう感じたか
を短くまとめようと思います
① なぜゾンビスクワットをやってみたのか?
これについてはシンプルで馬鹿馬鹿しいのですが、
「インスタの投稿でゾンビスクワットをやっている人がいて面白そうだったから」です。笑
自分がやったことがない事やトレーニングがあると、「これはどう効果があるのか?」などを考えるのですが、実際に自分でやってみた方が早い!というのを常々感じるので、ゾンビスクワットの様に「面白そう!」と感じたものは実際に身体を動かして感じてみることにしています
② 実際にゾンビスクワットをやってみたらどう感じたか?
今回のゾンビスクワットは軽い重さ(40kg)でやりました(そもそもやり方的に高重量では出来ないと思いますけれども)
やってみて一番感じたのはバー(重り)が前に転がらない様にする為に、しっかりと胸を張る(反る)感覚を強く感じること(専門的には胸椎の伸展と言います)
フロントスクワットと言うスクワットのやり方でもこの胸を張る・反る(胸椎の伸展)は非常に重要になるのですが、それよりもゾンビスクワットの方がこの感覚は感じました
現代人は猫背になって行う作業の方が多く(例えばデスクワーク)、胸は曲がりがちです
ですので、しっかりと胸を反ることが出来る運動やトレーニングは猫背対策にもなります(もちろん猫背の人が急にゾンビスクワットをやってもなかかなうまくいかないと思いますし、背骨の硬さをほぐしたりすることがトレーニングの前に必要になる場合も多いです)
次に感じたのはウエイトトレーニング前やアスリートの練習前にも非常にいいウォームアップになるのではないかと思いました
多少難しい話になってしまうのですが、個人的にスクワットは種類は違えど重心を足の中足部(つま先と踵の間)に保ちながら行う地面に対しての上下運動だと考えています(この辺りはまた後日にYouTubeなどで解説したいと思います)
スクワットは重りを担いで筋力を鍛えると言う面もありますが、それよりもスクワットをしている最中の重心をコントロールするというのを個人的にはより重視しています
より端的に言うとゾンビスクワットを行う事で「ボディーコントロール」の感覚が鋭くなるのではないかと思います
ゾンビスクワットのやり方ではバー(重り)は肩の前面(鎖骨辺り)にしか触れておらず、不安定な状態です
その不安定なバーを安定させながらスクワット(地面に対しての上下運動)を行う
バーを含めた身体の重心がブレてしまえば、フォームが崩れたりバーが落ちてしまいます
重心がぶれない様に、バーが落ちない様にスクワットをする時に、足の裏の体重のかかり具合だったり、膝や股関節の曲げ具合やタイミング、胸の張り具合などの感覚をより研ぎ澄ませながらスクワットを行うことが出来るのではないか
個人的にはゾンビスクワットにはこのような可能性を感じました
重心をぶれさせないというのは、ウエイトトレーニングでもアスリートの身体の操作でも重要になってくる箇所です
ですので、それらが行われる前のウォームアップの段階でゾンビスクワットを行うのは効果が高いのではないかと感じます