人体の不思議、進化と適応、無駄と効率

自己紹介
こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川慶彦です
私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております
このブログを通して私の考えや役に立つ豆知識などを発信しておりますので、是非ご一読ください
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人体の不思議、進化と適応、無駄と効率
解剖学書や機能解剖学の本を読んでいると「人の身体は本当にうまく出来ているな」と思います
例えば足(足首からつま先の間)であれば、多くの骨が密集していながら、デコボコ道を歩く際はその地面に合わせて足裏を密着させるように骨の間が動く可動性があり、反対に「グッ!」と力をいれて走り出す際にはしっかりと地面に力を伝えられるように骨の間が固まる(剛性を高める)ことも可能です
何百万年という人類の進化の歴史の賜物だと思います
人類は周りの環境に合わせて適応し、よく使う部分(例えば手の器用さ)は発達し、使わない部分(例えば尻尾)は退化する
「うまく環境の変化に適応して進化してきた結果が現代人の身体なんだ!」
このように思っていました
ですので、骨の一つ一つ、筋肉の一つ一つ、靭帯の一つ一つに意味・役割があり、私は「なんでこの骨はこうなっているのだろう?」「この筋肉はなぜここにある?」などと考えていました
そのように「なぜ?」を考えて自分なりの答えを出すのは面白いとは感じますが、最近少しずつ考えが変わってきました
今までは「現代人の身体は進化の結果なので、全てのことには意味がある」と考えていました
ただ、今は「現代人の身体は進化の最終形ではなく、進化の最中。身体の部分で意味がある箇所もあれば、そうでない箇所もある」
このように考えています
「進化は環境に適応する事」と言えると思いますが、それは決して「今はこの環境だからこの部分を変化して適応しよう」というわけではなく、「今はこの環境に適応しなきゃいけない。でもどれを変化させることがベストかはわからないから、とりあえず変化出来ることは全てやっておこう。それでうまくいったものは残し、うまくいかないものは退化させよう」
このように変化は計画だって起こるものではなく、ランダムに発生しうまくいったものが残り、うまくいかないものが失くなるという具合だったのだと考えています
これと先ほどの話を合わせると、現代人は今も進化の途中にあり、現代社会という環境に適応するように変化はしているけれども、その変化の中でうまくいっているもの、うまくいっていないものがある
その変化の中でうまくいっているものには人体の中での役割や意味を見出しやすいけど、うまくいっていないものはその意味を見出しにくい
このように考えています
少しまとまりのない文章になったでしょうか
まとめると「現代人の身体は進化の結果ではなく、今も進化中。身体の部位で意味がある(意味がわかる)箇所もあれば、そうでない箇所もある。ただ、そうでない箇所も含めて進化の最中(環境への適応の最中)」
これは今後またわかりやすくお伝えできたらと思います
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました