股関節のつまり感は放置危険!? パート1

自己紹介
こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川です
私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで代表をしており、一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております
このブログを通して私の考えや役に立つ豆知識などを発信しておりますので、是非ご一読ください
股関節のつまり感は放置危険!? パート1
トレーニングの代表的な種目といえばスクワットがあげられます(個人的にはデッドリフトの方が好きですが)
コロナ禍もありご自宅でYouTubeなどを見ながらトレーニングをされる方も増えてきました
画面上でインストラクターの動きや指導を受けながら動きの真似をしていく
その時にスクワットをして深くしゃがんだら股関節の前側に”つまり感”を感じたことはありませんか?
つまり感ではなくとも、”なにか変な感じ”、”違和感”とも表現できるような感覚です
ここではそのような感覚を”つまり感”として統一して話をしていきたいと思います
このつまり感、実はやっかいものです
このつまり感を感じたままトレーニングを継続すると、痛みに繋がったり身体のバランスを崩すことに繋がります
ですので、このつまり感は放置危険です!!
ではこのつまり感の正体は何なのでしょうか?
結論から言ってしまうと、このつまり感は「関節の位置や動き方の異常によって筋肉や関節包と呼ばれる身体の組織が押し潰される感覚」と私は言えると思います(教科書的な定義ではないですが、こちらの方が説明しやすいと思いますので、一旦上記の定義でお話しさせていただきます)
このつまり感はなぜ起きるのか?
この関節の位置や動き方の異常とはどうゆうことか?
それは直せるのか?
この辺りの話を上記に出てきたスクワット時のつまり感を例に話をしたいと思います
スクワットでつまり感を感じる時、それは深くしゃがんだ時に股関節の前側、股関節の付け根に感じる場合が多いです
この深くしゃがむ時に、股関節には屈曲という動きが起こります
スクワット時に横から身体を見たら、股関節を中心としてお腹と前ももが近づき、背中と裏ももが遠ざかるようにして股関節は曲がります
お腹と前ももが近づいた時は身体の前面が”縮む”とも言えると思います
逆に背中と裏ももが遠ざかるのは身体の後面が”伸びる”とも言えます
つまり、スクワットでしゃがんだ時に身体の前面にある筋肉などの組織(例えば大腰筋、腸骨筋、前側の関節包)は縮む必要があり、身体の後面にある筋肉などの組織(大臀筋、中殿筋、後ろ側の関節包)は伸びる必要があります
前側は縮む、後ろ側は伸びる
案外単純そうですが、この基本が損なわれていると関節の位置が悪くなったり、動きの異常が起きてつまり感に繋がります
伸びるのはわかるけど、縮むってどうゆうこと?
これを説明するのに、例としてカーテンをあげたいと思います
そうです、窓につけるカーテンです
カーテンは必要のない時は折り畳み、必要な時は広げます
折り畳む時は折り目があるので、それに沿ってきれいに畳むことが出来ます
ではもしこの折り目がなく、クシャクシャだったらどうでしょうか?
折り畳むのもなかなか難しくなります
折り畳めたとしても、綺麗にはまとまらずにかさばってしまいます
当たり前ですが、かさばったら邪魔になります
では、これと同じことがスクワット時の股関節の前側に起きたらどうなるでしょうか
身体の前面がきれいに縮む(折り畳まれる)はずが、うまくまとまらない
そうするとかさばってしまい邪魔になる
その邪魔な部分が深くしゃがんだ時に”つぶされていく”、”つまり感”となっていく
これはあくまで”つまり感”の起き方の1例です
この例では身体の前面がうまく折り畳まれないことからつまり感が出ましたが、身体の後面が伸びないことが原因の場合、その両方ともが原因、それ以外の原因と多岐に渡ります
今後は他の原因や対処法などをご紹介していきます
パート2に続く
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました