肩甲骨の形 人と動物を比べて


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こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川慶彦です


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より専門的な内容やスポーツ中の脳震盪に関してのことはこちらのnoteにて記事を書いていますので、そちらもご覧ください


本日の記事はこちら↓


肩甲骨の形 人と動物を比べて


前回の記事では人と四足歩行の動物の肩甲骨の位置を比較しました


今回は雑談的な内容にはなりますが、肩甲骨の形を人と動物で比較して、その形の違いから考えられることをまとめたいと思います


下の写真は人の肩甲骨です

肩甲骨は三角形の形をしていますが、今回注目したいのは肩甲棘(けんこうきょく)という部分です。下の写真の左の肩甲骨を指している赤い矢印の部分です



この出っ張りのような部分、人の場合は肩甲骨の真ん中よりも上にあります


この肩甲棘は筋肉が付着しやすいように出っ張っていますが、この部分を他の動物のものと比較してみたいと思います


まずは犬です

犬はどちらかと言うと肩甲棘が肩甲骨のちょうど真ん中、もしくは少し後ろ側についています


次に馬です

馬の肩甲棘の位置は肩甲骨のちょうど真ん中あたりにあるように見えます


次はライオンです

ライオンの肩甲棘は肩甲骨の真ん中、もしくは少し後ろ側にありそうです


ではチーターはどうでしょうか

チーターの肩甲棘は肩甲骨のちょうど真ん中、さらに非常に太く大きいのが特徴的です


では牛では?

牛の場合は肩甲棘は肩甲骨の前側にあるように見えます


最後にクジラの肩甲骨も見てみたいと思います。クジラも哺乳類なので何か似た特徴があるかもしれません

クジラの肩甲棘は肩甲骨の真ん中から前より位置しています。そして何よりも肩甲棘が小さいです。チーターのものと比較するとその差は歴然ですね


全ての動物の肩甲棘を比較したわけではありませんが、上記の動物の骨格から考察すると


・速く走る事が多い動物(馬、ライオン、チーター、犬)の肩甲棘は真ん中〜後ろ側にある

・速く走る事が少ない動物(牛)の肩甲棘は真ん中よりも少し前側に位置する

・クジラは水中で生活しているため、肩甲棘の形は陸上生物とは異なる


ここからは推測になりますが、肩甲棘の前側には前足を前に出す筋肉が付着しています


速く走る事が多い動物は前足を高速で動かす必要が何回もある為にこの部分の筋肉が発達し、その大きくなった筋肉のスペースを確保するために肩甲棘が肩甲骨の真ん中〜後ろ側にあるのかもしれません


逆に牛のような速く走る事が少ない動物では、前足を素早く前に出すことを何回も繰り返す必要はないのでその部分の筋肉が発達せずに、肩甲極も肩甲骨の真ん中から少し前側にあるのではないかと


では、この推測を人間で考えるとどうでしょうか?


人の肩甲棘の位置は肩甲骨の真ん中よりもかなり上側です。これを四足歩行の動物で考えると、牛と同じように肩甲骨の前側に位置します


牛は前足を素早く前に出す頻度や必要性が少ない為に肩甲棘の位置が決まっているとしたら、人の場合は「素早く腕を上げる頻度や必要性が少ない為に肩甲棘が肩甲骨の上側に位置するようになった」との推測も出来るかもしれません


確かに現代社会でも何百年も前の時代でも、「頭上に素早く何回も腕を上げる」と言うことは必要なかったかもしれません


おそらく果実などを取るときや木登りをする時に腕を上げてはいたでしょうが、「素早く何回も」と言うわけではなかったと思います


これらのことを考えると、人の骨格(今回の話では肩甲棘に限りますが)は「頭上に素早く何回も腕を上げる動作」に耐えやすいように進化してきてはいないのかもしれません


ただしスポーツではそのような機会は多くあります


野球やソフトボール、バレーボールやバスケットボール、テニス、水泳、オリンピックリフティングなどは「頭上に素早く何回も腕を上げる動作」が数多く含まれています


これらのスポーツでは肩の怪我が多いですが、もしかしたらその原因の1つは人の骨格が「頭上に素早く何回も腕を上げる」ように進化していないということもあるかもしれません


もちろんこれらのスポーツで肩の痛みなく過ごせている選手は大勢いますし、肩を上げる動作をしていないにも関わらず肩に痛みがある方もいらっしゃいます


ですので、肩甲骨の形以外にも身体の使い方、可動性、筋力、使い過ぎなど他の原因も多く関わっているのは間違いありません


ただ、可能性として「人の肩(肩甲骨)は頭上に素早く何回も腕を上げる動作に対して耐久性が低い」と言うこともあるかもしれません


これはあくまで仮説なので、「人は二足歩行で四足歩行じゃないから動物と骨格を比較するのはおかしい」と言うご意見もあると思いますが、雑談程度に聞いていただければ幸いです


本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました


参照元はこれらの本です

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