足の裏、ほぐしてますか? パート1

自己紹介
こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川慶彦です
私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております
このブログを通して私の考えや役に立つ豆知識などを発信しておりますので、是非ご一読ください
より専門的な内容やスポーツ中の脳震盪に関してのことはこちらのnoteにて記事を書いていますので、そちらもご覧ください
今回と次回は足の裏をほぐすことについて書いていこうと思います
今日はその中でも人の足の機能についてまとめたいと思います
機能がわかると「なぜほぐすのか?」というのも理解しやすいと思います
足の裏、ほぐしてますか? パート1
人間の足(ここで言う「足」とは「足首から爪先までの間」のことです)は非常にうまく出来ています
人の足は大小様々な骨から構成されており、その数は26個にも及びます
この写真は人の右足の骨を上から見た図です(上が爪先、下が踵です)

背骨の骨の数が24個なので、数で言えば背骨よりも足首から爪先の間にある骨の数の方が多くあります
なぜこんなに骨が多いのでしょうか?
現代社会ではアスファルトや平坦な土の上を歩くこと場合がほとんどかと思いますが、それらが普及する前の地面は凸凹だったり傾斜が微妙についていました
山に行けば斜面を歩きますし、川辺に行けば岩がゴロゴロしているところを歩きます
このように現代のように地面が平坦なわけではないので、バランスを取るために地面に対して足を合わせる必要があります
ここで足の骨の数の多さが役立ちます
骨の数が多いということは、骨の間にある関節の数も多いということです
関節は曲がったり伸ばしたりしてその都度形を変えることが可能です(逆に骨は硬いので骨自体の形が瞬時に変わることはありません)
ですので足の骨の関節が多いため、地面が平坦でなくてもその地面に合わせて足の形を適合させることが可能です
そして人の足の凄いところは、地面に合わせて形を変えて適合するだけでなく、地面を押す必要がある時は1つの骨のように硬くなることが出来るということです
なぜ硬くなる必要があるかと言うと、足が硬い方が地面に対して力を伝えやすいからです
この硬くなるのを可能にしているのが足にある大小様々な筋肉です
これらの筋肉にグッっと力を入れると足の骨の間の関節が安定します
安定するというのは動かなくなる、動きにくくなると言うことです
これによりバラバラに動くことも出来る26個の骨が1つの骨のように固まることが可能です(実際は26個全てを固めるわけではなく、足の指の方の骨は動きますが)
つまり、人の足の骨は必要なタイミングでは柔軟になって地面に適合することが可能で、必要なタイミングでは硬くなって地面に力を伝えることも出来ます
人の足は本当に良く出来ています
次回はこの人の足の機能をふまえて、なぜ足の裏をほぐす必要があるのかをご紹介したいと思います
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました