足の裏、ほぐしてますか? パート2

自己紹介
こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川慶彦です
私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております
このブログを通して私の考えや役に立つ豆知識などを発信しておりますので、是非ご一読ください
より専門的な内容やスポーツ中の脳震盪に関してのことはこちらのnoteにて記事を書いていますので、そちらもご覧ください
前回のまとめ
昨日の記事では人の足の機能についてまとめました
その中から人の足の機能について引用すると、
”人の足は必要なタイミングでは柔軟になって地面に適合することが可能で、必要なタイミングでは硬くなって地面に力を伝えることも出来ます”
となります
今回の記事では題名にあるように、なぜ足の裏をほぐす必要があるかをご紹介したいと思います
足の裏、ほぐしてますか? パート2
人の体は動くことによって血流を促し、1つ1つの細胞に栄養を供給し、細胞から出る老廃物を除去しています
また、長時間同じ姿勢でいると動きのない組織(筋肉や結合組織)は硬くなり、動きにくくなります
ですので、人は動くことで身体の機能を維持しています
これは人の足でも同じことが言えます
足も動くことによって細胞の健康を整えたり、動きの幅(可動域)が減少しないようにしています
足が動くとは、例えば平坦な道から斜面、凸凹の道などの様々な地面を歩けば足はその地面に対して適合するために形を変えるように動きます
また、お風呂で足の指を閉じたり広げたり(グーやパーを作るイメージ)することも、足を動かすことに繋がります
ただ、現代社会では道路はほとんど舗装されていて平坦です
斜面があってもそこには階段かエスカレーターがあるところが多く、そこでも足にとっては平坦な地面になります
さらに靴自体も足の動きを妨げる要因になる場合があります
靴の役割は足の保護や衝撃の緩和などがありますが、サイズが合わない靴やデザイン重視で人の足の構造と合っていない靴などは足の動きを妨げる原因となります
例えば先が尖っている靴などは、足の指同士がくっつきやすく広がることが出来ません
足の指を広げることも地面の形にに対して足を適合させたり、バランスをとることに非常に重要です
ですので、そのような靴の場合では足の指が動きにくくなってしまいます
1日だけ履く程度なら大丈夫かもしれませんが、毎日のようにそれを履いていればどんどん足の動きは制限されていきます
足の動きが制限されれば足にある筋肉やファッシャなどの結合組織は硬くなって動きにくくなります
足の動きが制限される
↓
足の筋肉や結合組織が硬くなる
↓
さらに足の動きが制限される
足の動きの制限や硬さをそのままにしておくと、上記のようなループに陥ってしまいます
これらが起こらないように、足の動きが制限されない靴を選ぶというのは非常に大事ですが、それと同時に足の裏をほぐすというのも重要です
足の裏には大小様々な筋肉や腱があり、足の骨の間の関節をつなげたり補強して足のサポートをしています
これらが正常に機能するからこそ、凸凹な地面や斜面でも足の形を柔軟に変えることが出来ます
ですので、足の筋肉や結合組織の硬さがあった場合はそれらをほぐして、正常に機能する手助けをする必要があります
もちろん全ての方が足の裏をほぐす必要があるわけではないのですが、1日中靴を履いて過ごしている方などは是非試してみていただくのがいいと思います
ちなみに、ただ足裏をほぐすだけだとその効果が実感できずに継続出来ない場合が多いので、足の裏をほぐす前に片足で立ってみてその時の感覚(例えば体重はどこに載っているか、身体のどの部位が張ってきたり疲れたりするか、どの程度ふらつくか)をチェックし、足裏をほぐしてから再度片足立ちを行って”感覚の違い”を認識することをお勧めします
多くの方はこれによって片足立ちを行った時の感覚が良い方向に変わると思います(例えばよりバランスよく立てる、変に一部分の筋肉が緊張しないなど)
これらの”自分にとって良い感覚”を認識してもらえれば、”足裏をほぐすと調子が良くなる!”というようなことにもつながっていき、継続しやすいかと思います
参考に足裏をほぐす動作と片足立ちのやり方の動画を載せておきます
足裏、なかなかご自身ではほぐす場所ではないかと思いますが、是非試してみてください
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました