身体の調子をチェックする ③

自己紹介
こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川慶彦です
私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております
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身体の調子をチェックする ③
前回では「尿」を用いて身体の調子をチェックする方法をご紹介しました
尿の「色、回数、量、タイミング」などでご自身の体内がどのようになっているのかの指標になりますし、特に色はわかりやすいチェック方法なのではないかと思います
身体の調子をチェックする為に「身体の動き」「尿」とご紹介してきて、最後のとなる今回は「便」についてまとめたいと思います
便でチェックする項目は以下となります
1 色
2 量と形
3 頻度
4 匂い
1 色
尿と同じで弁の色もわかりやすい指標なのではないかと思います
正常な弁の色は黄褐色です
この黄色の成分は胆汁から来ています
食物繊維が十分に取れていると胆汁も便と一緒に排出されるので、このような色になります
便は「茶色」が普通と考えてらっしゃる方が多いのではないかと思いますが(実際にアニメなんかでも便は茶色で表現されますね)、実は黄褐色が正常です
便が茶色の場合は食べ過ぎ・飲み過ぎ、動物性タンパク質や脂質の取りすぎなどが考えられます
2 量と形
1回の排便の量は100-200gと言われています
ただ、ご自宅で便の重さを測ることはないと思いますので、形がより重要になってきます
正常な弁の形はバナナ状で、ちょうどバナナ1本もしくは卵3個ほどの大きさです
便が水っぽかったり、コロコロしたものは大腸の運動が異常になっている場合が考えられます
もちろん、量は直近で食べた量などにも影響を受けるので食べ過ぎた次の日には多くなります
3 頻度
基本的には1日に1-2回が正常とされていますが、2−3日に1回の排便だったとしても本人が苦痛でなければ正常と言えます(個人差があると言うことですね)
尿と違い便の「頻度」は数えやすいと思います
大事なことは「いつもは毎日1回程度便があったのに、ここ数日は全く出ない」などの、”変化”に敏感になることです
その変化の原因に心当たりあれば(例えば大事な会議がある、試験がある、食事がジャンクフードばかりだった)、その心当たりを改善すれば便の頻度も元に戻る可能性がありますが、心当たりがない場合はかかりつけ医や専門医に診てもらうことも検討すべきと考えます
4 匂い
匂いは食事の内容や量によって変わってきますが、腸内環境のバランスが良い場合はそこまで強烈な匂いはしにくいです
動物性の脂肪やタンパク質が多い食事だと匂いもキツくなっていきます
また便秘の方も便が大腸に留まる時間が長くなるので匂いが強くなる場合があります
腸内環境のバランスを良くするには食物繊維を多く取る(1日20g程度)、ビフィズス菌などの腸内細菌の餌となる食品を食べることが推奨されています
まとめ
以上のことから、正常な便は「黄褐色でバナナ1本程度、頻度は1日に1-2回(個人差あり)で匂いは強くない」と言えます
ただし、身体の調子をチェックする上で特に重要なのは「心当たりのない変化」をキャッチすることだと思います
それは「身体の動き」「尿」「便」でも言えますが、”急に匂いがきつくなった”、”最近ずっと便秘気味”、”便の形がコロコロしたものしか出ない”など、それらに心当たりがなければ、それは身体が発する異常のシグナルかもしれません
異常は早期発見・早期治療(理想は予防ですが)すれば大事になる前に食い止めることも可能です
ですので、そのような異常のシグナルを見過ごさずに、何かあれば早めに対処することが大事だと思います
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました
参照文献