顎と首の関係


今回は論文やケース紹介ではなく、自分の首周辺の張りを自分自身でほぐしていた時に見つけた事・感じた事をまとめます


特に首に痛みがあったわけではないですが、右の胸鎖乳突筋周辺に張り間がありました。その張りは上を向いたり、頭を左に傾けたりすると強くなります。さらに右を向く様に顔を回旋させると首の右側面に”詰まり感”の様な、何かダマが出来ている感じありました


触診の練習も兼ねて自分の首を触っていたこともあり、触れば触るほどその詰まり感が気になったきたので、自分で評価とトリートメントを行いました


特に首の怪我や痛みで悩んだことはなく、幸いにも肩こりもほとんどありません。神経痛や頭痛、めまいなどの基本的にはありません(コーヒーを飲みすぎた時のカフェイン中毒的な吐き気や頭痛が出る時はあります)


首を触ると右の胸鎖乳突筋周辺には左よりも明らかに緊張が強くなっています。首を反って

天井を見る様にすると、その部位よりも少し前側にも突っ張り感を感じ、顔を左に傾けると首の側面から鎖骨辺りにかけて突っ張りを感じます





首の骨の後ろの出っぱり(棘突起)を一つずつ触っていきます。特に左右にずれていたり、首を動かした時に動かない場所などははっきりとはしません


次に首の骨の横の出っぱり(横突起)を触ります。首を左右に傾けながら動きをチェックすると、頭蓋骨と首の骨の1−2番目の間、首の骨の5−7番目辺りが首を左に傾けた時に動きが悪い様に感じられます


首の関節を触っても痛みや腫れなどもないので、まずはこの関節の動きを良くするために周辺の組織の硬さを取ることにしました


右の胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋、上頭斜筋辺りをリリース


その後に動きの悪かった関節を再チェック。先程と同様に首を左右に傾けて骨の動きを感じると、先ほどよりも改善しています。ただ、右を向いた時の詰まり感は改善したもののまだ残っています


再度チェックして問題となっていそうな部位を探します


首を反って上を向いた時に、右の胸鎖乳突筋に緊張は感じますが、今回はそれより上のアゴまで緊張を感じました。位置的には右顎の下辺りになります


その周辺を触ってみると、左よりも明らかに緊張が強く”凝り”がある様な感触です


顎の動きを見るために鏡の前でゆっくり口の開閉を行うと、閉じる時に右に一瞬移動します。顎を左右に動かす動き(左へ動かす時は左の奥歯同士を合わせるイメージ、右へ動かす時は右の奥歯同士を合わせるイメージ)をチェックすると、明らかに右は動きの量も質も左より大きくやりやすいです。さらに顎を左に動かすと、若干ですが右の顎下から首の側面にかけて緊張を感じます。首を反って天井を見ながら顎を左に動かすと、同じ部位にさらに強い緊張を感じます


顎の下には顎舌骨筋(がくぜっこつきん)、顎二腹筋(がくにふくきん)、茎突舌骨筋(けいとつぜっこつきん)などがありますが、私が触ったりストレッチをして硬いと感じた部分はちょうどこれらの筋肉があるところでした





ちなみに顎二腹筋と茎突舌骨筋は胸鎖乳突筋と同じ骨の部位に付着しています(乳様突起と茎状突起)


顎二腹筋は胸鎖乳突筋の前方に、そして茎突舌骨筋はさらにその前方にあります。顎の下では顎二腹筋は触りやすいですが、この胸鎖乳突筋の前で触ったことはありませんでした。試しに触ってみると、意外に触りやすく、さらに小さいですが茎突舌骨筋もしっかりと触れます。こちらの筋肉はほぼ顎に(下顎角)接するぐらい近い所を走っていました


筋肉を触ることが出来たので、これらの筋肉をリリース


すると先ほどの顎を左に動かした時の動く量は改善していました(右と比較すると歯一本分ほどの差はまだありますが)。首の動きもチェックすると、右に倒した時の詰まり感も、首だけをリリースした時よりもさらに改善していました。ですがまだ解消とはいっておらず、次回は胸と鎖骨の間の関節や肋骨の動きなども評価・アプローチが必要かもしれません


今回は顎の可動性制限が首の動きに影響を与えていましたが、咬筋(こうきん)や下顎筋(かがくきん)などの顎周りの筋肉、顎を左右に動かす筋肉である内側翼突筋(ないそくよくとつきん)や外側翼突筋(がいそくよくとつきん)も緊張が強くなっている場合があります


首の痛みや機能不全は最初は首のチェックが先にしますが、それであまり改善しない場合は顎など別の部分のアプローチも必要になってきます


今回は読書感想文みたいな文章になりましたが、顎二腹筋と茎突舌骨筋を胸鎖乳突筋の前方で触る経験が出来たことが嬉しく、ただそれを忘れないうちにまとめようと思ったのがこの文章を書いたきっかけでした


ちなみに、最近はアスリートで歯の噛み合わせを診てもらう人も増えましたし、それによって体重のかかり方や身体感覚も変わってきます


何をやっても痛みなどがよくならない、という場合は顎や歯をチェックするというのもアリかもしれないですね


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