Use it or Lose it! 身体は使わなければ衰える

自己紹介
こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川慶彦です
私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております
このブログを通して私の考えや役に立つ豆知識などを発信しておりますので、是非ご一読ください
今回の記事はこちら↓
Use it or Lose it! 身体は使わなければ衰える
Use it or Lose itとは日本語で言う「ことわざ」のようなもので、直訳すると「使うか、失うか」と言う意味になります
前後の文章でどう訳すかというのは変わってきますが、人の身体に当てはめると題名のような「身体は使わなけれれば衰える」と言う風にも解釈できます
身体は使わなければ衰える
これは逆の意味では
身体は使えば強くなる
非常にシンプルにしましたが、
人の身体は与えられた刺激に対して適応していきます
筋力トレーニングをすれば筋力が強くなりますし、スポーツをすればそのスポーツの動作が行いやすくなります
登山をすれば山の上り下りが少しずつ楽にできる様になり、散歩をすれば同じ距離をあまり疲れないで歩くことが出来る様になります
「日常生活で家事などでいっぱい動いているから大丈夫」
「毎日通勤で結構歩いている」(コロナウイルスでこれはあまりなくなったかもしれませんが)
確かに家事や通勤での徒歩も運動であり、身体への刺激に変わりありません
ただ、日常生活で家事しか身体を動かすことがない人は、家事に対して身体は適応します
ここでの適応とは、「家事を行うのに十分な筋力だけが残る」という意味です
通勤での徒歩も同じです
通勤の徒歩しか運動を行わない人はその徒歩に対して身体は適応し、「徒歩を行うのに十分な筋力だけが残る」ことになります
※正確には筋力だけが影響を受けるわけではないですが、ここではシンプルに筋力としています
ですので、もし「家事を行うのに十分な筋力しかない」人が登山に行ったら疲労困憊になったり身体を痛める可能性もあります(家事よりも登山の方が筋力・体力が必要ですよね)
「通勤の徒歩を行うのに十分な筋力しかない」人が階段を駆け上って息がゼーゼーなるのは、階段を登るための筋力・体力を失っているから
「前までは全然筋力あったのに」
「学生時代は鍛えていたから大丈夫」
というのはよく聞く話ですが、あくまで人の身体は「与えられた刺激に対して適応」していきます
学生時代に鍛えていても、今その「鍛える」という刺激が与えられていなければ、身体は適応しません
そしてこれは前にもお話ししましたが、定期的な運動をしない場合、人の筋力は30歳を過ぎたらその後10年ごとの3-8%ずつ失っていきます。65歳を過ぎればこの筋力を失う速度はさらに低下します
単純計算ですが、30歳の筋力が100だとしたら、40歳では92-97、50歳では85-94、60歳では78-91程度になります
筋力を失えばその分転倒しやすくなる、疲れやすくなる、疲れがとりにくくなる、動きにくくなるなどなどの影響が出ます
60歳を超えれば仕事も退職して自由な時間を増え、旅行などの趣味に費やす時間も増える年代です
ただ、ここで「時間とお金はあるけど筋力がなくて出歩く元気がない」というのは避けたいところです
人の身体は与えられた刺激に対して適応する
身体は使わなければ必要な分しか筋力を残さない
ですがこれは「身体は使えばその分の筋力を増やす」こともできます
何歳になっても身体を使えばそれに必要な筋力はつきますし、先ほどの年齢による筋力の低下も抑えれたり、逆に増やすことも可能です
「身体を使うとは何をすればいいのか?」
これは人によって様々ですが、全く運動をしていない人であれば長めの散歩でも十分運動になると思いますし、ヨガやピラティス、水泳、軽い筋トレもいいと思います
慣れてきてもう少し強度の高いものに挑戦すれば、その分の筋力もつくようになります
コロナ禍もあって運動不足の方、実感として筋力が落ちた方というのは多いのではないかと思います
最初から頑張る必要はありません
頑張るよりも「継続出来る」が大事です
まずは散歩、慣れてきたら時間を長く、頻度を増やす、1日2回行う、エスカレーターを使わないなどなど、ちょっとずつ続けてみてください
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました