Yoshihiko Tsumekawa

2021年2月26日4 分

股関節のつまり感 他の要因

最終更新: 2022年11月29日

自己紹介

こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川です

私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで代表をしており、一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております

このブログを通して私の考えや役に立つ豆知識などを発信しておりますので、是非ご一読ください

前回のまとめ

前回ではスクワットでしゃがんだ時につまり感を感じる原因の1つに「股関節の内旋」という動きに制限があり、それに対するご自身で出来る対処方法をご紹介しました

今回は少し話を戻して、スクワットでしゃがんだ時に感じる股関節のつまり感、これに繋がる他の要因をご紹介したいと思います

股関節のつまり感 他の要因

股関節のつまり感に繋がる要因の中で、「股関節の後ろ側の硬さ」、「股関節内旋の動きの制限」をご紹介してきました

上記以外に、ここでは3つの要因を書いていこうと思います。それらは

1 お腹の硬さ

2 大腰筋(腸腰筋)の機能不全

3 大腿骨寛骨臼インピンジメント(Femoroacetabular Impingement)

上記の3つとなります

これから1つずつ簡単な説明と対処方法をまとめていきます

1 お腹の硬さ

「お腹って硬くなるの!?」っと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが案外硬くなります

特に顕著なのが腹斜筋という筋肉の骨盤付近、ちょうど骨盤の際の部分です

ここは骨盤の上が腹筋、骨盤の下が股関節周りの筋肉となり、どちらかが硬くなればもう一方も硬くなりやすい状態の場合が多いです

股関節周りはほぐれたけど、それ程しゃがんだ時のつまり感は変わらないという場合はお腹をほぐすことも試す価値はあります

詳しいほぐし方はこのYouTube動画を参考にしてみてください

2 大腰筋(腸腰筋)の機能不全

大腰筋と腸骨筋という筋肉が股関節の前側を通ります。この2つの筋肉を合わせて腸腰筋と呼ぶ場合もあります

股関節の前側はスクワットでしゃがんだ時に縮む必要がありますが、腸腰筋がうまく働いていないとこの縮むという動作がうまく行えません

本来であれば縮むはずが、腸腰筋の機能がうまく働かずにスクワットでしゃがんだ時にたるんでしまい、そのたるみの部分が挟み込まれてつまる感覚に繋がると考えられます

この場合の対処方法は違うトピックとも被ってくるので、後日違う記事でまとめたいと思います

3 大腿骨寛骨臼インピンジメント(Femoroacetabular Impingement)

これは他の要因とは性格が少し違います

今までの要因は筋肉や関節包といった柔らかい組織が硬さや機能不全によって挟み込まれる事により、「つまる」という感覚につながっていました

ですが、このインピンジメントというのは余計に骨が出来てしまうことによりつまり感を感じます

この余計な骨とは、本来であれば丸い形の骨にコブの様な突起が出来たり、凹みがあるはずの部分に出っ張りが出来ているような事を指します 

そしてインピンジメントに対する根本的な対処方法は手術になります

ただし、根本解決は難しくとも、つまり感やそれに付随する痛み等の症状を悪化させない方法はあります

と言うよりも、もしインピンジメントが原因でつまり感が引き起こされているのであれば、悪化しない様な取り組みが必要です

その理由はつまり感がありながらもスクワットなどのトレーニングをすると、この余計な骨の部分がさらに大きくなったり、炎症を引き起こす場合もあるからです

ですので、可能な範囲でこのつまり感を少なくする必要があります

とは言っても、行うことは今までご紹介してきた内容と大きくは変わりません

股関節の内旋などの動きをチェックして、制限されていたら改善したり、それ以外の硬さがある部分をほぐすことが重要となってきます

まとめ

今回は股関節のつまり感に繋がる他の要因についてご紹介致しました

なぜつまり感が出るのかという「原因」がわかれば、それに対する「対処」も行いやすくなり効果も高まります

もちろん、今回ご紹介した以外でのつまりの原因もあるとは思いますが、つまり感で悩まされている方はここ数回でご紹介した内容を試してみていただくのがいいかと思います

本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました

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