Yoshihiko Tsumekawa

2021年5月29日4 分

フォームローラーのデメリットについて

自己紹介

こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川慶彦です

私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております
 

このブログを通して私の考えや役に立つ豆知識などを発信しておりますので、是非ご一読ください

より専門的な内容やスポーツ中の脳震盪に関してのことはこちらのnoteにて記事を書いていますので、そちらもご覧ください

本日の記事はこちら↓

フォームローラーのデメリットについて

前回の記事ではフォームローラーの利点について書きました

どんな物にもいい点があれば悪い点もあると思いますので、今回はフォームローラーのデメリットについてまとめたいと思います

1 かさばる・スペースが必要

フォームローラーは小さい物でも縦に約30cmほどあります

フォームローラー自体はすごくスペースを取るわけではないですが、フォームローラーを使う場合は多くの場合で床に寝転がります

ですので、1人暮らしの方や部屋の中にテーブルやベッドなどが多くある場合、床に寝転がるスペースがないことも考えられます

このような場合はフォームローラーではなく、テニスボールや竹ふみ、下記写真のような棒状の物でほぐした方がやりやすいかもしれません

また、出張などが多い方や遠征に行くアスリートにとってはフォームローラーは携帯するにはかなりかさばると思います

そのような場合はテニスボールなどのより小さい物の方が適応かと思います

2 やりすぎると内出血などの怪我に繋がる

フォームローラーはその性質上、ご自身の体重をかけて硬い部位を圧迫します

ですので、圧迫されている部位は多少なりとも圧を受けます

この圧が強すぎる、もしくは圧は問題ないけれども圧を加える時間が長すぎる場合、毛細血管の損傷などによる内出血が起こる可能性もあります

当店ではフォームローラーを行う際、それぞれの部位につき「硬かった部位がほぐれた感じ」や「最初に圧迫した時の痛みが和らいだ感じ」があれば次の部位に移るようにお伝えしています

あまり「何分何秒やってください」とお伝えすることは少ないですが、あえて言うのであれば1つの箇所につき30−60秒程度で十分だと思います

また、神経の中には皮膚に近い部分を通るものもあります

そのような神経を圧迫した時は痺れが起きますので、その場合はすぐに圧迫する箇所を変えてください

ちなみにトレーニング前にフォームローラーをやりすぎると筋肉などが緩みすぎてしまい、パフォーマンスが低下する可能性もあります

ただ、一般の方であればそこまで気にしないで大丈夫だと思います

3 圧の方向が限定されやすい

硬い箇所にフォームローラーで圧を加えるとその部位がほぐれ、関節の動きも大きく滑らかに動かすことが出来ます

ただし、フォームローラーでは圧を加える「方向」が限定的になりやすいです

たとえばフォームローラーの上にふくらはぎを載せて圧迫をかける場合、圧迫の方向は地面から垂直方向にしかかかりません(写真の青い矢印が圧迫の方向です)

ただし筋肉などの組織に硬さがあった場合、その硬さの方向はさまざまです

ふくらはぎの場合であれば、フォームローラーの圧迫方向と同じ垂直方向に硬さがある場合もあれば、水平方向に硬さがある場合もあります

もちろん垂直、水平どちらの方向へにも硬さがある場合もあります

それゆえ、フォームローラーの場合はこの「硬さの方向」に対してはあまり応用が効きません

「硬い箇所を硬い方向に対してほぐす」、ここが人にほぐしてもらう場合とフォームローラーを使ってご自身でほぐす場合の違いの1つです

まとめると、フォームローラーのデメリットは

1 かさばる・スペースが必要

2 やりすぎると怪我の可能性もある

3 圧の方向が限定される

ただし、正しく使えばデメリットよりもメリットの方が非常に多いツールだとは思っています

一般の方では特に2の「やりすぎはよくない」という認識を持って使用していただければ、デメリットはほぼなく、多くのメリットを享受出来るかと思います

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました

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