Yoshihiko Tsumekawa

2021年6月15日3 分

フレイルという言葉をご存知ですか?

自己紹介

こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川慶彦です

私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております
 

このブログを通して私の考えや役に立つ豆知識などを発信しておりますので、是非ご一読ください

本日の記事はこちら↓

フレイルという言葉をご存知ですか?

唐突ですが、「フレイル」という言葉をご存知ですか?

フレイルとは英語の「frailty」を語源とした言葉で、frailtyは日本語で「脆さ」と訳されます(個人的にはフレイルは「fragile(壊れやすさ)」から来ているのかと思っていました、、、)

このフレイルという言葉、日本では主に以下のような意味で使われています

”要介護状態に至る前段階として位置付けられますが、身体的脆弱性のみならず精神・心理的脆弱性や社会的脆弱性などの多面的な問題を抱えやすく、自立障害や死亡を含む健康障害を招きやすいハイリスク状態を意味します”(「フレイル診療ガイド2018年版」日本老年医学会/国立長寿医療研究センター、2018)

つまり「健康な状態」と「介護が必要な状態」の間のような状態です

健康な状態とは一見すると身体が自由に動くことや歩けることなどが想像されますが、健康には身体的な意味だけでなく精神的・社会的な面も含みます

現にWHO(世界保健機関)では健康の定義を以下に定めています

「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱 の存在しないことではない。」(厚生労働省資料参照)

ですので、健康とは身体的な側面もあるし、自分の精神的な面、さらに他人や社会とのつながりも良好である必要があることを説いています

昨年4月の緊急事態宣言の時は、多くの方はご自宅で自粛生活をされていたと思いますが、その時に身体的には痛みや怪我がないとしても、精神面や社会とのつながりが損なわれることで健康を失った方が多いのではなかったかと思います(ずっと家にいるとストレス溜まりますね、娯楽の大事さを痛感)

少し話が飛びましたが、フレイルとは介護が必要ではないけれども、身体的・精神的・社会的に健康ではない、もしくはそれらの健康を損なうリスクが高い状態です

ですのでもしフレイルに該当しているのであれば、より健康な状態に戻れるように出来る取り組みを行う必要がありますし、出来れば健康を維持してフレイルにならないように予防することも大事です

厚生労働省は「フレイル予防の3つのポイント」として以下をあげています

1 食事

2 身体活動

3 社会参加

この写真は厚生労働省が出しているフレイル予防のパンフレットの1枚ですが、そのパンフレットの最後のページでは

「たくさん食べて、たくさん出かけて、たくさん笑いましょう」

と書いていあります

個人的には本当にその通りだなと思いますし、これはフレイル予防だけでなく他の年代にも言えることだなと思います

そしてこのフレイル予防のパンフレット、非常にわかりやすくよく出来ています

ご自身がフレイルに該当するかのチェックシートもついていますし、食事はどのように工夫すればいいのかも書いてあります

私のこのまとまりのないブログ記事よりも全然まとまっていて、「とりあえずフレイルに関してはこのパンフレットをまず見てくれ」とお伝えしたくなるほどいいものです

こちらをクリックしていただければ、そのパンフレットをご覧になれますので是非一度見てみてください

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました

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