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健康寿命について①


自己紹介


こんにちわ、Calantスポーツリハビリ&パフォーマンスの爪川慶彦です


私は東京都文京区白山のパーソナルジムCalantで一般の方からアスリートまでのパーソナルトレーニング/スポーツリハビリ/脳震盪リハビリを行っております

このブログを通して私の考えや役に立つ豆知識などを発信しておりますので、是非ご一読ください


本日の記事はこちら↓


健康寿命について①


前回の記事ではフレイルについて簡単にまとめました(前回の記事はこちらをクリック)


フレイルとは「健康な状態」と「介護が必要な状態」の間の状態、もしくは介護が必要な状態に陥るリスクが高い状態と言えます


ですので、「フレイル予防」=「健康な状態を維持する」ということになります


「健康な状態」とは「健康寿命」とも置き換えられると思います


健康寿命とは”日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のこと”です(ウィキペディアより)


世界でも日本でも平均寿命は伸びていますが、それに伴って健康寿命も伸びなければ、それは介護が必要な期間が長くなったり、生活の質が落ちている期間が長くなることになります


ですので、平均寿命の伸びよりも健康寿命を伸ばすことが出来れば、生活の質を保ちながら過ごせる期間が長くなります


実際に国も2010年から2020年までに「健康日本21」という政策のもとで、健康寿命と平均寿命の差を縮める取り組みを行っています


下のグラフはその報告書から引用してきました(参照資料)


健康寿命が増加すれば、個人にとっては生活の質を保つことにより幸福度が上がりますし、社会や国にとっては医療費の削減につながります


内閣府の資料によれば年間の医療費は国民1人あたり平均34万円となっています(2017年度、参照資料)


日本は国民皆保険なので実際に1年間で医療費が全くかからない人がいたとしても、数字上はその人も平均34万円の医療費を支払っていることになります(34万円あったら海外旅行も全然行けますね、今は難しいですが)


34万円は大きい数字ですね


ただ同じ資料によると、健康寿命が1年長い都道府県では1人あたりの医療費が約3万円低下したとも報告しています(ただ、健康寿命の増加と医療費の削減の関係性は薄いとする報告もあります、参照資料


いずれにせよ、健康寿命が伸びることはその人にとっては望ましいことに違いありません


では、どのようなことが健康寿命を伸ばす妨げになるのでしょうか?


ここでは厚生労働省の統計からヒントを得たいと思います


下の2つのグラフは2019年の国民生活基礎調査から引用しています(参照資料)


1枚目のグラフは病気や怪我などで自覚症状がある人の中で、上位5つの症状を示しています

男性

1位 腰痛

2位 肩こり

3位 鼻が詰まる・鼻汁が出る

4位 咳やたんが出る

5位 手首の関節が痛む


女性

1位 肩こり

2位 腰痛

3位 手首の関節が痛む

4位 体がだるい

5位 頭痛


2つ目のグラフは、実際に病院に通院している人の病気や疾患の上位5つです

男性

1位 高血圧症

2位 糖尿病

3位 歯の病気

4位 眼の病気

5位 脂質異常症(高コレステロール血症等)


女性

1位 高血圧症

2位 脂質異常症(高コレステロール血症等)

3位 眼の病気

4位 歯の病気

5位 腰痛症


これを見ると肩こりや腰痛といったものが自覚症状では多いものの、実際に通院するのは血圧や糖尿病、コレステロールなどに関しての病気が多いようです


おそらく「自覚症状があるもの(腰痛や肩こり)」と「通院しているもの(高血圧症など)」のどちらも健康寿命を伸ばす妨げにはなるのかなと思います


少し長くなってきたので、今日は一旦ここで終わりたいと思います


本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました


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